クラミジアとは一体どのような存在なのか?

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日本国内で、特に若い男女を中心に感染が蔓延して今ではかなり一般的になった【クラミジア】という性感染症について。

小生自身、累計10回のクラミジア感染を経験し、性器クラミジア感染症、咽頭クラミジア感染症がどのようなシーンで、どのような行為によって感染するかについては身を持って学んできたつもりです。

そして今、ある疑問が唐突に浮かんだ。

【そもそも、クラミジアって何者なの??】

この憎き存在、いままで忌避しているだけで本質を捉えられていなかったのでは?そのようなことではダメだ。敵を深く知る事が、クラミジア感染の回避の為に必要なのだ。

ということで今回は、クラミジアという存在について深堀りしていこうと思います。

 

クラミジアとは?

性感染症としての広義のクラミジアではなく、ここではクラミジアという存在そのものについてのお話。

 

クラミジアは細菌?ウイルス?

クラミジアはクラミジア科に属する真正細菌の一種です。正式にはクラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis )と呼ばれ、性器クラミジア感染症・鼠径リンパ肉芽腫の原因となる細菌です。

ネット上の情報を見ると、クラミジアをウイルスと表現している方々もいますが、正確には真正細菌、つまりバクテリアの一種です。

 

 

クラミジアのサイズと性質

直径300ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)の球状の丸っこいかわいいヤツです。

こいつのおかげで、一体何組のカップル、夫婦が修羅場に立たされたかと思うと胸が熱くなるばかりです。

Wikipediaの情報を見ると、クラミジア・トラコマチスの中にも3タイプの性質があり、人に影響を及ぼすのはLGV型とTrachoma型の二種類が存在します。

更に血清型というタイプ分けにより、18種類のタイプに別れているとの事。

A,B,Ba,C,D,D7,E,F,G,H,I,I',J,K,L1,L2,L2',L3という18タイプのうち、性器クラミジア感染症などのいわゆる性感染症に影響を及ぼすのは「D,E,F,G型 」の4種類が多いと言われています。

また、L1,L2,L3型 は鼠径リンパ肉芽腫 という別の感染を及ぼします。

参考)Wikipedia クラミジア・トラコマチス

 

 

どうやって増殖するのか?

クラミジア・トラコマチス君は一体何を食べて育ち、どうやって増殖しているのか?
彼らは細胞内に寄生して宿主からエネルギーや栄養を補給して生存し、自力で増殖しているようです。

体内に侵入したクラミジア・トラコマチスは、宿主細胞に取り込まれた後に増殖し、72時間で別の宿主細胞を求めて増殖した細菌を放出するサイクルを繰り返します。

下記の画像が非常に分かりやすかったので、http://www.chlamydia-support.com/さんの画像を引用させて頂きます。

72時間サイクルで細胞という細胞からネズミ算方式でクラミジアが増殖していくとイメージするとぞっとしますね。

 

 

何処に住んでいるのか?

クラミジア・トラコマティスは主に感染者の粘膜の細胞に寄生し、増殖します。

 

男性の場合

主に尿道の粘膜の細胞で感染し、増殖し、尿道炎などの炎症を起こす事があります。

>>男性のクラミジア感染の症状について

 

 

女性の場合

主に子宮頸管の粘膜に寄生します。また、骨盤腔内の粘膜に感染した場合、不妊症の原因にもなり問題となっています。

一般的に女性の場合、感染しても自覚症状が出にくい事から、感染者の拡大の一因となっています。

>>女性のクラミジア感染の症状について

 

喉の粘膜にも感染する

特に女性で感染者が多いのが、咽頭クラミジアとよばれる、喉の奥の粘膜に感染する感染症です。

オーラルセックスにより、男性感染者の性器から女性の喉の粘膜に感染するパターンが近年非常に増えています。

>>咽頭クラミジア感染の症状について

 

 

どうすればやっつけられるのか?

クラミジア・トラコマチス君を倒す方法は大きく分けて2つ。【熱による殺菌】か【抗生物質(抗菌剤)による殺菌】です。

 

熱による殺菌

トラコマチス君は、60℃以上の環境に10分以上おくと、死滅します。

ということは、60℃以上のローションにまみれてたり60℃のお湯の中でプレイすれば、感染の可能性を極力下げる事が出来るとも言えますね.

現実的ではありませんが。

 

抗菌剤による殺菌

という事で、一般的にクラミジア感染症の治療には、マクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系といった抗菌剤が用いられます。

薬の名前で言うと、【ジスロマック(アジスロマイシン)】【クラビット】【ミノマイシン】【クラリス】あたりが有名です。

中でも、ジスロマックはクラミジア治療の特効薬とも呼ばれ、非常に多く処方されています。

ジスロマックが効かない場合は続いてクラビットを処方される事もありますが、実際はほとんどジスロマックを1000mg1回経口服用する事で、1週間前後で完治します。

 

 

どんな行為で感染するのか?

ここからは性感染症としてのクラミジアについて。

このサイトでもクラミジア感染については別途詳しく記事を書いていますが、クラミジア感染は感染者の粘膜にいるクラミジア・トラコマチスが相手の粘膜に移る事で感染する、粘膜感染です。

感染者の粘液(精液、膣液)にももちろん、クラミジアは混ざります。また、咽頭感染をしている人の唾液にもごく少量ですが混ざります。

粘膜が接触する行為、具体的に言えばコンドームを利用しないセックス、オーラルセックス、ディープキスやスマタなどで感染する可能性があります。

 

 

どうすれば予防できるのか?

上記で紹介した通り、クラミジアは粘膜接触による感染をしますので、感染を防ぐ為には【感染者との粘膜・粘液の接触を防ぐ】という事が大切です。

具体的に言うと・・・
  • セックス時には最初から最後までコンドーム着用
  • オーラルセックスの際もコンドームを着用
  • スマタなどの直接接触も避ける
  • ディープキスも控える

といったところでしょうか。

しかし、これでも完全に防げる保証は正直ありません。性行為を行う上で完全に相手の粘膜・粘液との接触を絶つ!となるとそれこそ全身にコンドームでも被らないと無理では?と思ってしまいます。

一番の予防方法は【絶対に性感染症をもっていないパートナーとだけ、性行為を行う】という事です。

身も蓋もない正論で申し訳無いですが、奥さんや彼女がいる人は浮気したり風俗に行ったりしちゃだめだよ。という事です。
(小生がそれを守るとは言っていない)

 

 

まとめ

なんとなくクラミジアという存在に少しでも近づく事ができたでしょうか?

ただの病気としてとらえるのではなく、細菌として、つまり生物として見るクラミジア。個人的にはより恐ろしく感じました。

願わくば、1人1人が性病・性感染症に対してもっと知識と危機感を持ち、適切な予防に努めてもらう事で、日本国内のクラミジア感染数が減っていく事を祈ります。

(そうしたらもっと風俗で安心して遊べるしね)

過去に風俗で遊んだ事のある方や、不特定多数のパートナーと性行為に及んだ事がある方など、過去の行為に不安がある方は一度検査を受けてみるのも良いと思います。

また、クラミジアや咽頭クラミジアについては下記の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。

>>男性のクラミジア感染の症状について

>>女性のクラミジア感染の症状について

>>咽頭クラミジア感染の症状について

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