HIV・エイズ

HIVウイルスの症状と検査方法について

投稿日:2015年8月3日 更新日:

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HIVについては、日本国内でも感染者が増加している背景があり、ニュースの話題に上る事も多くなってきています。また、過去の話題では薬害エイズなどの性行為以外でのエイズ感染も問題になりました。

しかし未だに、HIVとエイズの違いを知らない人も多いのが現状です。良く知らない為に必要以上に怖がってしまったり、差別が生まれる問題もあります。

今回は、HIVウイルスについて基本的な内容をご紹介します。

 

HIVとエイズの違いは?

HIV=エイズではない

HIVはウイルス、HIVウイルス感染により引き起こされた病気が発症した状態がエイズ

 

HIVウイルスとは?

HIV(Human Immunodeficiency Virus )=ヒト免疫不全ウイルスの事。
おそらく全世界で最も恐れられている性感染症の一つ。

ヒト(人)の体を細菌やウイルスから守る役目の免疫機能を破壊してしまうウイルスの事です。

 

エイズとは?

エイズ(AIDS)=後天性免疫不全症候群の事

ヒトの体の中のHIVが増えてくると同時に、免疫細胞は徐々に減っていきます。

その結果、体の免疫力がどんどん低下して、様々な病気にかかりやすくなります。HIVウイルスの感染により、発症する可能性のある病気23個が決まっており、それらの1個以上を発症した状態をエイズと呼びます。

関連)エイズ指標疾患23種について

 

 

増え続けるHIV感染者

HIV_Epidem現在全世界でのヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者は5千万人に達すると言われています。その拡大のほとんどがアジア、アフリカ地域の開発途上国において進行しています。

サハラ以南のアフリカには全世界の60%近くのエイズ患者がいるといわれ、増加傾向にあり、また一部の開発途上国では上昇していた平均寿命が低下しているという現状があります。

また、近年では中国、インド、インドネシアにおいて急速に感染の拡大が生じて社会問題化している。

 

日本の感染状況は?

日本では成人のHIVウイルス感染者は0.1%以下となっていますが、昨年2014年度の日本国内でのHIVウイルス感染者は1590人と過去最多です。

先進国の中では、唯一HIVウイルスの感染率が増えているという残念な結果が出ています。あくまで、検査で判明している人数ですので、潜在感染者を考えると、かなり多いと思います。

だからこそHIVについて正しい知識と、予防が必要なのです。

 

 

HIVウイルスの感染経路は?

性行為による血液感染が主

最も多いのが性行為(セックス)によるものです。日本においても、新しく報告されるHIV感染者の感染理由のトップをしめています。

HIV感染者と性行為を行うことによってHIVは感染します。HIVウイルスは、HIV感染者の精液(男性の場合)・膣分泌液(女性の場合)・血液の中にHIVが高い濃度で含まれています。

HIV感染者であるパートナーと性行為を行った場合、精液・膣分泌液・血液中に含まれるHIVが粘膜をとおって血液中に入り込み、HIVに感染する可能性があります。

また、性器に傷がある場合は、HIVが傷口を通じて血管の中に入るチャンスが大きくなるため、感染の可能性は大きくなります。

 

他の性病に感染していると感染率が上がる

淋病やクラミジアなどの他の性病に感染している場合、HIVウイルスへの感染率は5倍~8倍に跳ね上がるといわれています。

 

母子感染

HIVに感染している母親が妊娠・出産した場合、産まれてくる子供がHIVに感染する可能性があります。感染確率は30%~40%といわれています
。この母子感染は主に3つのルートにわけられます。

  1. 胎内感染:子宮内で赤ちゃんにHIVが感染する可能性。
  2. 産道感染:赤ちゃんが産まれてくる際、産道の出血によりHIVに感染する可能性。
    →近年では帝王切開を行うことでかなり回避することができるようです。
  3. 母乳感染:HIVに感染している母親の母乳には、HIVが含まれています。
    →母乳ではなく粉ミルクを与えることで回避することができます。

 

その他血液感染

使い回しによる血液感染

よく言われるのが、刺青の針や麻薬(覚せい剤)の注射針の使い回しによる血液感染です。 私の世代は、親に「銭湯の人が使い終わった使いすて剃刀は使うな」と言われて育ちました。

衛生面のしっかりしていない海外でタトゥーを入れる方などは要注意です。

 

輸血・血液製剤感染

昔、だいぶ話題になりましたが、いわゆる【薬害エイズ】 です。 この感染が、一番つらいですね。何も悪い事していないのに。

献血所で集めた血液は、すべてHIV検査をしていますが、万が一HIVウイルス感染が判明した場合も、採血者へは通知しません。絶対にHIV検査代わりに献血を受けないようにしましょう。

 

 

HIVウイルスの感染率は?

一般的に性行為によるHIV感染の可能性は、コンドームなしの性行為1回で0.1~1%といわれています。が、こんな感染確率はなんのあてにもなりません。

100分の1だろうが、1000分の1だろうが、感染するときは一発目で感染するモノです。それが確率というものです。

行為毎にHIVの感染経路をまとめましたのでご覧ください。↓↓

行為別の性病感染リスク、感染経路 まとめ

 

 

HIVウイルス感染時の初期症状は?

HIVウイルスは感染後、ウイルスが急激に増えるとにより、一部の人にHIV感染の初期症状があらわれます。この頃で感染から3~4週間ぐらいです。

初期症状が現れるのは、感染者の約半数といわれています。

【主な初期症状】

  • 発熱
  • リンパ節の腫れ
  • 筋肉痛と関節痛
  • 下痢
  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 咽頭炎
  • 発疹
  • 肝臓と脾臓の腫れ
  • 体重減少
  • 口腔カンジダ
  • 神経症状

主な症状は風邪やインフルエンザに似ています。 リンパ節は首筋や脇の下、足の付け根などにあり、ここが腫れることがあります。 このような初期症状のでる期間は1~2週間程度で、身体の免疫作用が働き始めると初期症状も徐々に収まっていきます。

そしてある日突然、AIDSを発症するのです。

(正確には、免疫低下による通常では発症しない日和見感染がおこる)

感染~発症までの期間は、5年~10年といわれており、薬による治療で発症をできるだけ伸ばす治療が現在行われています。

しかし、近年では1年~3年で短期間で発症してしまうケースも多く、ウイルスが変異または病原性が強くなった種が蔓延している恐れもあります。

どちらにせよ、一刻も早く検査によりHIVウイルス感染を見極め、治療にすすむことが重要です。

 

 

HIVウイルス感染の検査方法

HIVウイルスの検査は血液検査によって行われます。 病院、保健所、または自宅で検査キットを使って検査する事が可能です。

人に会わず、匿名で検査を受ける事が出来るという点では検査キットはおススメです。また、保健所も匿名で無料検査を受ける事が可能です。

 

HIV検査以外もセットで受けた方がいい

HIV単体で検査するキットは安価で、3000円~売っていますし、個人的には他の性病もセットで検査する事を強くお勧めします。

なぜなら、【HIV感染の疑いのある性行為】=【他の性病も全て感染する可能性がある行為】 だからです。

そして、自覚なくHIVウイルスに感染している人間は、統計上も他の性病も持っている可能性が高いです。一度、まとめて検査される事をお勧めします。

また、性病感染の疑いのある性行為があまりない人でも、結婚前・パートナーが変わったタイミングなど人生の節目で一度性病検査を受ける事をおすすめします。

関連記事)結婚前、付き合い始めに二人で性病検査を受ける6つのメリット

 

まとめ

HIVは、現段階ではウイルスを完全に死滅させる事が出来ない恐ろしい感染症です。たった一度の軽い気持ちで、コンドーム無しのセックスをして感染してしまうという可能性も十分にあります。

過去の行為で不安がある方は、一度HIV感染の検査を受けてみる事をおすすめします。1人で悩んでいると、HIVノイローゼになってしまう恐れもありますので、検査を受けてスッキリしてしまった方が早いです。

大切なパートナー、将来の子供の為にも一度検討してみてください。検査については下記の記事で詳しくご紹介していますので、ご参照ください。

関連記事)HIVノイローゼ・HIV恐怖症の解決法と最新のHIV検査方法

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